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    2011.07.31
    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)
    (2011/03/18)
    渡 航

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       ああ、知ってるよ。嘘つきは、俺とあいつらだけだから。

    今日はガガガ文庫から発売された「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」です。
    オビには話題作「僕は友達が少ない」の平坂読先生がコメントを寄せています。
    レーベルは違いますが、タイトルからひねくれて自虐を含んだ感じは似たものを感じます。
    では、感想などを。



    開始1ページ目にして色々論理的なことを述べては結論は「リア充爆発しろ」というひねくれたナイスレポートを提出してみせた主人公・八幡。
    青春をバカにする面倒くさい彼に業を煮やした生活指導の教師・平塚は奉仕活動を命じられるのですが・・・そのまま「奉仕部」というあやしいもの入部をさせられてしまいました。
    その奉仕部には学校でウワサの美少女もいたのですが・・・彼女の性格がまー悪い悪い。
    彼らだけではなく、その「奉仕部」にはぞくぞくと周囲からちょっとずつズレてしまった個性的なメンバーが集まりだして・・・思いがけず、ちょっとだけ、青春のような日々が始まるのでした。

    流行のテンプレ展開と言えば、そうなのかも知れません。
    主人公のキャラクターは面白いですが、ダメ人間たちが集まって「青春」にまつわる部活動をこなしていく流れとか、それほど長くはない小話をいくつも積み重ねていく進行とか、最近こういうのよく読みますなぁという感じで。
    革新的な作品であるかと聞かれれば、ちょっとは頷くことはできないかなと。
    でもそれが別に悪いわけではなく、まぁこうして取り上げてるわけでわりと結構、いや凄く気に入ってる作品です。うまーくこの作品なりの色を出してくれていると思います。
    パロディネタが豊富なのもよくわるかも知れませんが、自分は好きですね。
    先生が繰り出すだいぶ古いパロディネタが特に。

    それと文章のテンポが自分にとてもなじんでくれたようで、大変読みやすかったです。
    主人公がだいぶ変わったヤツなのに、そいつの一人称で進行する作品になっているので、もしかしたら肌に合わない人もいるかもしれません。
    しかし捻くれた主人公の1人称だからこその終盤も盛り上がりだったのかなとも思います。
    恋愛的な盛り上がりをピークにはせず、「反・青春を掲げるひねくれ物たちによる反撃」という動きを魅力的に魅せ、あくまでもその活躍を第1巻の最高潮とする構成がとても良かったです。この作品らしさをガツンを打ちだした終盤。
    もちろんラブコメ的なシーンもちらりほらり。そこも欠かしてないのも嬉しいですね。笑顔。
    恋愛要素はそれほど目立ちませんでしたが、芽吹いてはいるようで。期待!
    雪ノ下さんはトゲトゲしててかわいいですなあ。

    青春に憧れてるからこそ、紛い物みたいな生ぬるい青春に浸ることを善しとすることを許したくない。主人公の八幡はそんなことを無意識的にでも思っているのではないかなと。
    華々しくなくていい、他人に認められなくてもいい。自己満足で構わない。でもこれが俺の青春なんだよと、そう言いたいだけなのに上手く出来ず、蓄積されたモヤモヤも発散出来ない。そんな男子高校生に思えます。
    駄目なようで、捻くれているようで、歪んでいるようで、純粋さを失っていないからこその意地があって、それを必死に通そうとしているのが彼なのかも。それでもやっぱり面倒くさい男なんですけども! でもこの主人公にはすごくいいものを見せてもらった気がします。いい作品でしたね。

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2 (ガガガ文庫)
    (2011/07/20)
    渡 航

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    2巻も今月発売されました。まだ読めてないので楽しみです。
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